緑

ファミリー・ネストの緑のネタバレレビュー・内容・結末

ファミリー・ネスト(1977年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

義父母と義姉と義弟のいるアパートに
無断で同僚を招く嫁もどうかしているし、
その客人に直接悪態をつく義父もどうかしている。
その同僚が帰るときに
飲みに行くと言って一緒に家を出た義弟と旦那は
そういう名目でフォローがてら見送るのだと思ったら
ふたりがかりでレイプするし、
そのあと被害者まで一緒に酒場にいるし、
なんかもうどうかしている人たちばかり。
ちゃんと台詞があった役でまともだったのは娘と医者と、
ちょっとシビアだけど公営住宅の受付の人くらい。

レイプシーンのあとは、
旦那や義弟の言動全てに
「レイピストのくせに」と思ったし、
嫁が旦那と関わるたびに
「そいつレイピストだぞ」と思ったし、
全ての犯罪に親の影響があるとは思っていないが
男尊女卑が過ぎる義父の言動全てに
「レイピストの親の分際で」と思ったし、
義父の酒場でのナンパも強烈に見苦しかった。

旦那は独白の中で、
6年で2回「しか」殴っていないと誇っていて、
ということはあと30年連れ添うとして
もう10回は殴られそうだと考えてしまい
げんなりした。

胸クソと承知で観たので、
裏切られた感なく安心してムカムカできた。
自分好みの胸クソ加減で満足できた。
「サタンタンゴ」と違い、
長回しの乱用がなく観やすかった。
が、特に印象的なシーンはない。
緑