クズリ

ドロステのはてで僕らのクズリのレビュー・感想・評価

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)
4.1
「リバー、流れないでよ」が面白かったのでこちらも見たらやっぱ面白かった。
「リバー…」は2分間のタイムループだったけど、こちらは時間のずれが2分というもの。よくこんな話を思いつくもんだなと思う。ごくごく狭い範囲で起こるので予算もかかってないんだろうけど、全くそれを感じさせない。小道具の一つ一つがぴたりとハマってく心地よさ。見事なものを見せられている嬉しさで終始にこにこ。ちょうどいい長さだし。
絶対これ構成するときや撮影するときめたくそ大変だったんだろうなと思うけど、こういう創意工夫でミラクルを生み出すのってほんと好き。応援していきたい。当然役者さんは「リバー…」とかぶっている人が多いんだけどそれを感じさせない上手さ。
キャスティングだけで集客するような舐め腐った邦画が多い中、ほんとこういうのを見ると幸せな気持ちになる。がんばれがんばれ。
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