"人が恐れる者になれ 心は石のように"
"ひとりヴァン・ダム祭り"6作目を鑑賞ッッ!!
本作は『ギャング物×ヴァン・ダム』で予想外に面白かった。というか、ルーカスが主人公でヴァン・ダムめちゃくちゃ脇役じゃねーかッッ!!笑
まず、"ワシントンD.C.の御膝元"がスラム街でギャングの縄張りになっているとは知らなかった…。
そして、どうでもいいことではあるけれども、ここにきて"喫煙 ヴァン・ダム"初めて観た…笑
終盤の回想シーン見る限り、過去に戦地で爆発に巻き込まれて声帯損傷した?or PTSDの影響なのか"全く喋らないケータイ自動音声漢 ヴァン・ダム"存在感が渋くて良い味出してたよ。
"ギャング入団の儀式"で集団フルボッコ13秒間耐えなきゃならないの地獄すぎるだろ…。
あと、ギャングのボス リンコンがさらっと話してたけど「父と兄弟は祖国エルサルバドルで殺され、母は密入国案内人(コヨーテ)に犯された。」という壮絶な人生 & 生まれつき障害のある妹がいて、彼も彼なりに守りたいものがあるのだなと思うと…。牧師の話は上の空で、窓越しに見える花嫁姿の妹見て涙ぐむ彼にはグッとくるものがあった。
"どこに生まれるか"で生き方がある程度決まってしまうという不条理。真っ当に生きることの難しさ。
終盤、ルーカス ミゲル兄弟を救出すべく、やっとこさヴァン・ダム出動ッッ!!
からのギャング vs FBIの激しい銃撃戦始まって…まさかの…妹さーんッッ!!!!
………。
ヴァン・ダム の出番がそんなになくて肩透かし食らった気分ではあるけど、『アウトロー達の人間ドラマが見応えのある良作』だった。