戦後まもなくの話だけど、カラーであるのと戦闘シーンなどが出てこないせいか、あまり戦争のことを想起させない感じの映像だった。
クララは、家族を失ってしまった寂しさをアルドの存在によって埋めていくのだけど、アルドになついていく感じが観ていて微笑ましかった。アルドもクララのことを娘のように扱っていくのを見て、物理的な距離の近さは愛情につながっていくのだなと思った。
ラストは幸せなようでもあり、寂しさもありという感じ。ただ、年月がたてば人の関係性も変わり、社会も変わるので受け入れるしかない。
登場人物が少なくて自分好みの作品だった。