長い刑期を終え人生をやり直そうと奮闘する三上さんの話。
ヤクザ気質が邪魔をして普通に生きることが難しい前半から就職まで決めてここからって所でのナチュラルな罠。その罠を逃げるという方法で解決してしまう、せざるを得ない生き方をする三上さんはホントに苦しく、凄く頑張ってるように見えた。
とくに就職先でのストーリー、終盤は泣かずにはいられない。そこ以外でも真摯に助けようとしてくれる皆んなとの就職祝いのパーティーも胸にくる。
太賀くんも勿論だが主演の役所さんはホントに感情移入がしやすい程芝居が上手かった。六角さんも中々だった。
それにしても嫌なタイトル。その世界に我々は当たり前のように生きてるんだよ。
派手さが無い分、邪魔なものも無くグサッと胸をえぐられる作品。
