一度間違いを犯せば、二度と戻ってこられない。
刑務所では見捨てられることはないけれど、現実世界では簡単に見捨てられる。
福祉と人との繋がりの大切さを思い知った。
正しいことをしているはずなのに、悪者にされてしまう世界では、みんな黙って遠巻きに、他人行儀なおりこうさんにならなければいけない。
そういった役どころを、役所浩二が見事に演じきっていて、感動した。
ダブルスタンダードが当たり前な世間と、人の多面的な部分が描かれていて、とてもよかった。
鑑賞後、疲れるのであまりおすすめはしないけど、是非見てほしい一作。
西川美和監督は本当に天才だなと思いました。
永い言い訳と共に見て欲しい。
