すばらしき世界のまつりかのレビュー・感想・評価

どう捉えていいのか考えてしまう作品。

刑期を終えて出所後カタギになろうとするが、持病も抱えなかなかうまくいかない。
すっかり更生したのかと思いきや、瞬間湯沸かし器のようにカッとなると後先考えずに行動してしまったり、親切にしてくれる人に暴言を吐いたり。
本人が純粋で真っ直ぐだからと言うより、周りの人の寛容さの方に驚いた。
このくらい支えがないと復帰するのは難しい世の中なのだろう。
それが「素晴らしき世界」なのだろうか。