すばらしき世界のなかののネタバレレビュー・内容・結末

ずーっと緊張しながら見てた。終盤の縫い物中にハサミが写るところは息が詰まった。。。あの場面はどう動いても（あるいは動かなくても）三上には後悔が残るのだろうな。そして自分が同情し義憤に駆られた本人は朗らかに生きてて、そこに救いがあるようにも見えるけど、自分の潔癖さというか、世の中の皆がそうあるように自分は寛容でいられない、という救いのなさでもあるように思う。
暴力性があるにせよないにせよ、曲がったことを寛容できない、まっすぐな人は生きづらい。でも確かに寄り添ってくれる人はいて、だからこの世界は素晴らしい…………と思えるかどうかだな！！！自分は周囲の人に誠実に思いやりを持って接したら、きっと優しさはちゃんと返ってくる。それは確かに温かいのだけど、自分に直接関係のない「曲がったこと」は生きている限り目の前で起き続ける。それに目をつぶって我慢して生きるのが幸せなんだろうか。うーん。