このレビューはネタバレを含みます
皮肉に満ちたタイトル
優しくない人、利用する人が世の中には沢山いる
そんな人を信頼して、裏切られた時の怒りや悲しみは絶望的だろう
その中でも少なからず優しく、暖かい人はいる
助けようと手を差し伸べる人や、いい方向に、と味方でいる人もいる
まっすぐで、自分に素直で
悪いものは悪い
いいものいい人は良い
まっすぐで、自分に正直な人がいつまでも報われない世の中だ
自分に正直にもなれず、
真っ直ぐに生きることが世界で生きることに向かず、合わせることが大人になることなら大人になんかなりたくない
同僚の悪口を成敗することを堪え
コスモスを貰った時の罪悪感
なんともリアルな心情と表情だった
言わなきゃいけない、合わせなきゃいけない状況
矛盾する自分の感情
どちらかを選択しなきゃいけないことも
たいてい自分の感情に嘘をついて行動しなきゃいけない社会も、あまりにも生きにくい世界だ
まっすぐ、正直で生きることに悪さは無い
暴力があるならそれは話は変わるかもしれないが
自分に素直で、正直な人はどこまでもかっこいい、輝いている
それが通じない、社会とはみ出しているというなら
世界がおかしい
大人は損得で生きているが三上やその周りは三上を助けたい、三上のために生きている
少しでも人に優しく、余裕が無い時でも人に優しくできる人でいたい
