かたぎは辛抱ばかりだけど、空は広いって言うよ”下稲田マス子”
このセリフが象徴してるように空を写す、描写が印象的で、エンディングも三上の友人達から天に向かって写していくのが凄く好き。
癖の強い演者さんが脇を固めているのも面白く、スーパーの店長さんの六角精児や生活保護受給窓口の北村有起哉、組長の奥さんのキムラ緑子といいキャスティング。
三上の行動や思考にハラハラしつつ、何気に自分達が暮らしている世界がなんだかおかしな世界なんじゃないかなあと思ったり。
一人の幸せを願ったり、話したり笑い合ったり、そんな素晴らしき世界が垣間見えた。