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すばらしき世界のakiのネタバレレビュー・内容・結末

すばらしき世界(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

役所広司の演技力脱帽
「しゃぶ打ったみたいや」は名シーンだし、介護施設のコスモスのくだりの泣き顔といいすさまじいし感情の嵐だった

劇中に出てくるような身元引受人やスーパーの店員、役人、考え方を成長できる記者も現実ではいないんだろうなと思う。

今では絶版の佐木隆三『身分帳』をもとに西川監督が映画化

メモ:六角さん『身分帳』を読んだ後のインタビュー下記引用
『主人公は殺人を犯しているんですが、殺人者の話というより、普通の中年男の生活をそのまま描いたようなイメージでした。佐木さんは犯罪小説をたくさん書いていますが、こういう切り口はなかったと思う。犯罪小説の中では異色だなと思った覚えがあります。』
▲tree 西川美和×六角精児『すばらしき世界』公開記念対談

六角さんの言う通り、”すばらしき世界”というタイトルの言葉、希望でもあり絶望も感じるこの言葉、まさに映画だった。生きるってことは複雑だけどシンプルなんだよなと思った
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