たまち

プリンス・オブ・エジプトのたまちのネタバレレビュー・内容・結末

プリンス・オブ・エジプト(1998年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

・昔海外旅行の飛行機にて字幕なしで見れそう…で選び、「すごい名作を発見してしまったのでは?!」と感動した記憶。やっぱり音楽が良い!バラードは美しく、悪い歌も格好良すぎるし、ユニゾンの迫力が満点。Through Heaven's eyesでは涙するほど歌詞も良い。

・スピード感あふれるチャリオットレース、壁画に紛れ込むようなアニメーション、もちろん壮大なスケールの紅海割り。アニメならではの良さが活かされていて良かった。
ファラオ像や赤子殺しの壁画が毎回舞台装置として象徴的に活用されている

・従順でおとなしく、信仰以外はやや弱気の人間らしいモーゼ。一方ラムゼスの、従来の嫉妬心よりも兄としての情や王としての重圧が描かれているのが興味深く物語に深みを与えている。いたずら好きの弟の急変はショックだったろう。「君らの神も大概やで」ことPlagueで王子がなくなってしまうシーンはスカッとするどころか深い慟哭が胸を打つ。

・チャリオットシーンを面白いより「やばい」と思ってしまったの、大人になっちゃったな…
たまち

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