このレビューはネタバレを含みます
マジで楽しい映画で大満足。
シチュエーションものは大好物だがＳＦが大の苦手である自分が観ても糞おもしろかった。
まず設定が秀逸。
隠し持つことに対する対策もバッチリ。
好きなシーン
①最初のパートナーのジジイの下品な食い方。甲殻類みたいなのをしがむ音など最高。
②階が変わればジジイに縛られてカニバられる主人公。この時のジジイの言い分はごもっとも。
③持ち込む品の多彩さ、サーフボード他
気になった点
①一階層で食える時間は何分くらいなのか？
２分としても333階層に行くには10時間以上かかる計算。
②洗面台はあったが、トイレはあったのか？特に描写なかったので気になった。
まあ細かい事抜きにして、これ系映画ではCUBEを大幅に上回る面白さ。
というのもCUBEと違って最後まで理解不可能な状態に陥る事なくそれなりに説明がつく展開だったことが大きい。
鑑賞中は着地点が全く読めずどうやって終わらすのか疑問だったが、終わり方も悪くない。
帰り道にいろいろ思い出しながら考察しているといくつか疑問発生。
①台の上に乗れば、各階の奴らと喧嘩になるかもしれんけど、基本何の制限もなく無限に食い続けれる？まあこれに関してはそもそもあえて下に行く必要性がなく、自分の階層にとどまってる間に腹を満たせば良いから上に乗ること自体がないということか。
②333階の女の子は比較的元気そうにみえたが、同じく低下層の人たちは軒並み死んでいたのか？
下層のために飢えたのかと思ったが、よく考えれば2人があの行動に移したのは階シャッフル後、わりとすぐだった。そのため飢餓状態はどちらかと言えば前の月の階層に影響される。とすれば女の子が前月上階層にいたのなら元気なのは何となく説明もつくがあの子の同居人がいないのは何故？
③子供を探してる女は毎回台の上に乗ってたが毎回最地下まで行ってたのか？なら何故娘を見つけられなかったのか？それとも途中の階層で降りてたとすれば何故？
みた人といろいろ語り合いたくなってる時点で最高のエンタメ映画。
音楽というか音も最高。
エンドロール最後の最後に文字が止まるのは意外と珍しい感じを受けた。
チンコが軽く写っているのに人肉片にモザイクが謎。
