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プラットフォームのペインのレビュー・感想・評価

プラットフォーム(2019年製作の映画)
3.0
ドゥニ・ヴィルヌーヴが2008年に撮った12分の短編『華麗なる晩餐』が類似作品としてよく挙げられているが、たしかに映像面のルック然り通底する部分あり。

現行ポン・ジュノを頂点とするヨルゴス・ランティモスやアリ・アスターといったゼロ年代以降の一癖ある異能、異才たちの遺伝子を受け継いだような作品を今年は何本か見たが(※『Swallow/スワロウ』や『ビバリウム』や『哀愁しんでれら』等)、本作もその枠に入れてもいいかもしれません。

アイデアやその試みは非常に面白いとは思ったものの、それを伝える手法・語り口が巧みとは正直思えなかったので、90分の短尺ながら非常に長く感じてしまった(テンポがゆっくりだからとかではなく)。

やはり今年観た異才監督では『Swallow/スワロウ』のカーロ・ミラベラ=デイヴィスさんが頭1つ抜けている印象。
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