設定が面白く、序盤は新鮮さがありドキドキしながら中盤までは楽しめた。
階層によって貧富の差があり、ランダムで階層が変わる設定。
上の者は下を見ない、明日は我が身の環境が、世界の縮図を表現しているようだった。
早く続きが見たい！と思えるほどのめり込んでいただけに、ラストの展開に呆然とした。
えっ、まさかこれで終わるの？と。
奇妙な空間からの脱出撃みたいな感じで、誰かは救われると思っていたのに…
全てが謎のままで終わらせられた…
「後はご想像にお任せします」もできないほど、あの場所、シェフ達、子供の存在、謎が多すぎて、こんなにモヤモヤが拭えない映画も珍しい。
中盤までの展開は本当に面白かっただけに、不完全燃焼。
そして、思っていたよりもスプラッターに近いグロい表現があってびっくりした。
耐性がない人にはキツいかも。
ーーー以外、自分の考察ーーー
仮定》プラットフォームとは死後の世界の地獄のようなもの
・主人公 面接のシーンは関所で、天国に行けたのにあえて地獄を選んだ
・関所の女性 元天国の住民。初登場時は死後の案内人として働いていたが、書類作成の際に日常的に不正を働いていたので地獄に落とされた。（主人公との会話シーンで自分の感情で結果を左右していたように見えた）
・333の数字 聖書に深く関係している？
