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ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像のktyのレビュー・感想・評価

3.5
フィンランドの首都ヘルシンキで地味な画廊を経営する老人。

オークションで仕入れた絵画を売る才覚 が人の一生を左右する、アート・マネジメントの世界。画廊の経営の厳しさを垣間見せてくれます。

それはフィンランドだけではなく、日本も、、、銀座で知り合いの画廊のオーナーが昨年引退したので、この老人に感情移入してしまう。

地味な作品ですが、ヘルシンキの緑の路面電車トラムや、落ち着いた街の風情が観光地ではない日常を感じさせる。

家族愛と芸術の絡んだ佳作。😊
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