うーとたー

弥生、三月-君を愛した30年-のうーとたーのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

三月を題材に本作品。「三月(弥生)」への思いを、最後に、弥生の父親の言葉で語らせるのですが、その父親が必ずしも誉められない人だけに、何か違和感がありました。蛇足感があるシーンだったかな〜。でも、問題無いですけど。

ストーリーの発端はサクラ。サクラの太郎への想いが、本来、すぐにでも一緒になれた太郎と弥生がそうなれなかった原因のように感じました。しかし、そのことでズレてしまう人生にも納得。サクラの存在が大きすぎたんですよね〜。
偶然と二人の性格も相まって、結局、好き合う二人ですが別の人と結ばれることに…。結ばれ方は対照的。
非の打ち所がない相手と死別した弥生が、太郎と結ばれるには、大きなきっかけがないと無理と思いましたが、事の発端とも言えるサクラが解決…それしかないですよね。

しかし、輝いていた高校時代に比べ、挫折があり互いに本来目指していた仕事を辞めていた状態だっただけに、二人が一緒になってからの様子をもう少し見たかったかなと思います。
二人が一緒に居られなかった時間が、二人のこれからの幸せに繋がったのだと思えるような、そんな未来だったらいいなと思います。
うーとたー

うーとたー