「Derek Jarman - The Super 8 Films - Vol. 1 」収録のウィリアム・バロウズの姿と台詞をループした呪術的反復音楽と意味不明な映像。なんだこれサイキックTVみたいだなあって思ったら、やっぱりジェネシス・P・オリッジ曲だった。

デレク・ジャーマン再鑑賞。

ドキュメンタリーと言っていいのかちょっと躊躇う他愛ないショートフィルム。
　
1982年ファンイベントのため初訪英したバロウズを撮影したもので、彼が道でファンにサインしたり、何かを買う姿がみれる。

冒頭からずーっと「Boys, school showers, and a pool full of them.（男の子、学校のシャワー、そしてプールいっぱいの奴ら）」バロウズの言葉が延々ループ、Psychic TVのインダストリアルなサウンドが鳴っているもの。

個人的に好き苦手の振り幅があるジェネシス・P・オリッジで、Psychic TVは割合ちゃんと好きというか聴けるほう……この短編はバロウズの言葉が呪文ぽく、いかがわしい。
この時代な"電子音楽"。

この時のイベントはPsychic TVが企画したもので、アートとパフォーマンス構成、Psychic TVは独自宗教と神秘主義を掲げていたし、内容を想像すると魔術的なことやってそう、映像残ってるのかな……後で調べるか……。

映像自体はホームビデオっぽい手触りで、そこに監督のバロウズへの眼差しを想像できる余地があって幾分微笑ましさを覚える。

後のエピソード、真偽は分からないけど、バロウズ訪問中の追加撮影分は、'91年にスコットランドヤードに押収されて行方不明らしい。
何を撮ったのか……😅

• #短編
• #ドキュメンタリー
• #ta_2024鑑賞

S
Derek Jarman(1942-94)