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シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たちのteatimeのレビュー・感想・評価

4.0
何を言われようとも、何があっても、泣きたくなっても、明るく笑い飛ばして、楽しく生きたもん勝ちよ! そんなメッセージが伝わってくる、元気をもらえる映画でした。

口を開けば下ネタで、すきがあればすぐに脱ぐ(笑)、底抜けにおバカなゲイの水球チーム「シャイニー・シュリンプス」のメンバーは、練習も真剣に取り組みませんが、なぜか憎めません。同性愛者に対する差別発言のペナルティーでしぶしぶコーチを引き受けることになった主人公も同じで、いら立ちながらも彼らのペースに飲まれ、心の距離を縮めていきます。そして、終盤はLGBTQ+の五輪と言われる「ゲイゲームズ」での戦いになるのですが……。

本作では80年代のヒットソングが印象的に使われていて、劇伴もいい。久々にサントラを探して聞いてしまったほどです。

続編「シャイニー・シュリンプス!世界に羽ばたけ」(2022年10月28日公開)も楽しみですね。

---メモ---
今回、本作で「ゲイゲームズ」の存在を初めて知りました。日本で開催したことはありませんが、2018年のパリ大会は、
・経済効果の総額:1億1790万米ドル
・現地内外の人々が宿泊、食事、娯楽、旅行やその他の必需品、観光で経済に寄与した総額は7270万米ドル
・さらに現地収入で4580万米ドルが発生。これは1429件のフルタイムの仕事にほぼ相当
・現地参加者の40%は、ゲイゲームズに参加するためにフランスのパリ以外にも行き、920万米ドルが別の地域で使われる
だそうで、かなりの盛り上がりを見せています。
水球以外の競技がどんな感じで行われているのかも見てみたいと思いました。
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