夢水

コンフィデンスマンJP プリンセス編の夢水のネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

お話自体はいい話感動系。スカッとする感じや黒さを感じさせるのがメインというよりは、暖かめで観た後気持ちのいい南国気分ホームドラマ。
このため、あんまり種明かしシーンで驚かない。
ドンデン返しの意味では私は前作のがぐっときたかも。
しかしながら、最初の導入シーンで企業買収され身を落とした人物が、中盤でフラグを立て、終盤でテロリストとして乗り込んでくる流れからの、ラストで買収により解雇されたホテルオーナーを救い、未来の怨嗟を断ち切るコントラストは、脚本流石だなというところでしょうか。
また、海外リゾートシーンが画として綺麗でした。あー南の島行きたいなぁ。海外行きたい...

あとやっぱりキャストが濃かった。

えっデヴィ夫人の出演の仕方、それでいいの?!
とラストシーン直前で思いましたが、なかなかに味がありました。なぜ五十嵐との淡いラブシーンOKしたんだ...

事前情報全然なく観たので、長女が最後の方で薄めメイクになってやっとどこかで見たことのある人の気がしてクレジット気にしてたら、エンディングクレジットでビビアン・スーだったのに気付いてびっくり。綺麗になりましたね...ブラックビスケッツの頃しか知らなかったから、どこのお嬢さんかと...やっぱ化粧って顔や雰囲気を創造してるんだな...

ジェシーの三浦春馬さん、前回の猫被りを全部取っ払ったせいか、めちゃくちゃ魅力的なキャラクターになってました。脚本の古沢さんが「こんな魅力的なキャラクターにした覚えがない」って書いてるの読んでたので本当かなと穿って観てたけど、細やかで上手い。悪い男が全然嫌味じゃないの凄いな。今後も正直ジェシーには他の登場人物の台詞上だけでも生きてて欲しいなんて、思うくらいだめかな。

余談ですが豪華絢爛な世界観に染まってました。いつもセール品とUNIQLOを着まわしてるのに、そこそこ高い服を劇場から出た後に買ってしまい会計で面食らった。この高めのセットアップニットはどこで着ようか。
夢水

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