Kyasarin

花束みたいな恋をしたのKyasarinのネタバレレビュー・内容・結末

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

上映初日あさイチに鑑賞。
元々キャスト(女の子)がそこまで観たいなと思うわけでも無かったけれど(ごめん)脚本が坂元裕二さん、音楽が大友さんなのでそれを確認したくて(笑)

まー!こんなカップル、たくさん居るんだろうな。長年付き合ってるカップルが別れる時ってこんなに円満なのか??そんなもんなの??もっと修羅場が現実じゃないのかな??どうなんだろ、長く付き合ったことないから分からないな。でもよくあるネタでは長年付き合って別れてその後付き合った人とすぐ結婚する人が多い気がするな。

菅田将暉は最初もうカトちゃんにしか見えなくて、ベッドシーンまで起動修正効かなかったわ(笑)菅田将暉、なんだかんだで好きだわ、上手いし。ずるいし。キス上手いし、ベッドシーン上手いし。
ありむらさんはそれなりに頑張っていたのではないでしょうか、清純派?にしては。菅田将暉に毒される有村架純を見に来たおっさん多そう(笑)2人がやりまくるシーンもあるしね(間接的描写だけど)

私はやっぱり坂元裕二さんが好きだな。
なぜ坂元さんは女ごごろが分かるのか。女なの?てくらいに繊細な心の動きを文章で描くのが上手い。最近多い脚本家はただ自分の好きな言葉でオナニーで埋めつくして主役の事も相手のことも、脇役のことも考えてない、自己主張な人が目立つ中、坂元裕二さんはみんなに優しい。と個人的に思う。そして、東京ラブストーリーからだいぶ経つのに令和にアップデートされている。そう、ちゃんと世の中の勉強をしているのだ。それが素晴らしいと毎回思う。
かと言ってフッと笑わせることも忘れない。脇役にまで愛を感じる。景色の描写も絵画的。固有名詞使っても少しもあざとくない。「SMAPが解散してなかったら私達も別れてなかったかな」て秀逸だと思う。
みんな坂元裕二さんの脚本の真似をしたくても真似をすると空回りしてるように見える。さんづけ、やクドイサブカルみたいな内容の会話を嫌う人も居るけどわたしはとても大好きだ。


そして脇役が思いのほかめっちゃ良かった。前情報入れずに観たけど、オダギリジョー、萩原みのり、古川琴音、韓英恵、瀧内公美、岡部たかし、清原果耶、そして押井守がご本人で登場(笑)

色々贅沢!

自撮りしてインスタに載せる女共(タバコの箱映すの避けたり)
IT系のチャラ男の描写と見た目がドンピシャで素晴らしいなと思ったw
あのパーティーめっちゃやだ(笑)
カラオケ屋に見えないカラオケのパーティ〜!!


京王線徒歩30分の家は結構大変かもしれないけど黒猫可愛いしインテリアもセンス良いし景色も良いしね。



月日が流れていくに連れて人の気持ちは変わるのね…
気が合う人でもダメなのね…
今の新しい恋人はどのくらい続くんだろかと思ってしまったよ…
せつねえ…

運命の人かも!?て思うんだろうけど実際、お互い最初気になる異性が居たけど中々手が届かなくて、実は恋人が欲しくてそんな時に同じ趣味で同じスニーカー履いてて同じお笑いライブ行こうとして行けなかった人が目の前に現れたら、まあ確実に付き合うよね(笑)でもそれが合わなくなったら終わるよね…

まあでも菅田将暉は小松菜奈と結ばれるんでしょ?(違う映画やw)

坂元裕二さんのドラマよりも濃ゆい丁寧な映画観れて良かった。

最高の離婚もカルテットも、坂元裕二さんの世界には冬の季節がとても似合う。ふたりが出逢うのも冬。マフラーと坂元作品は切っても切れないのかもな。あとお酒と猫も。

少しのすれ違いが命取りになるから別れたくない人は気をつけような!!て映画でした(笑)
Kyasarin

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