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花束みたいな恋をしたの特売小説のレビュー・感想・評価

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
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あたいが住む町の感覚で言ったらこれ、実写版「サンフランシスコ10イヤーズ・アフター」よね。

劇中の女性主人公サイド、その機会を見逃し大人になり損ねてあの夜の続きをずっと生きてる身からすりゃあ、着々と総括され住む町が荒野化していく事態を受け容れるしかないってえ気持ちですよ。

美味しい自家製焼きそばパンを売る店の閉店を残念がるのも「ビューティフルドリーマー」の出来を確かめるのを怖がる事も、独りで出来るもん、なんつってね。

詰まり。

オダギリジョーを演じさせたら世界的に見ても右に出る者のいないオダギリジョーのオダギリジョー感を、相変わらずだとげらげら笑って観ていたところ。

清原果耶にその席譲れと世代交代を、いやさ退場を言い渡されて、大人になれていない自分を客観視させられぞっとしたという事ですよ。

という事で現実逃避が必要なんで、ちょっと「サンフランシスコ」聴いて頭振ってきまーす。
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