Violet

花束みたいな恋をしたのVioletのネタバレレビュー・内容・結末

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

フォロワー様たちの高評価を見て劇場に足を運びました!そしたら入場特典でポストカード配っててやった〜って気持ち💐

「花束みたいな恋をした」
本作は秀悦なタイトルそのまま、美しいがいつかは枯れてしまう、そんな儚い花束のような恋を描いていた。

好きなものが似ていて、
考え方が、言葉の選び方が似ていて、
これは運命だと思って。
でも実は、ミイラ展には麦は興味がなかった。ガスタンクには絹は興味がなかった。
「花束」は花の美しい部分だけが使われる。まず花を選定し、バラなら棘を取るし、いらない茎の部分も切る。
このタイトルには、美しい部分だけを、楽しかった思い出だけを切り取って心にしまったふたりのことも示唆しているのではないかと思った。

「好きなことを仕事にしたい」
「生きることは責任なんだよ」
どっちもわかるし、わたしはどっちも正しいと思う。
学生までは「好き」でなんとかなっていたことが、社会人になるとそうはいかなくなる。
苦しいくらいにリアルだけれど、
最後には不思議と爽やかな余韻が残る。

儚く美しい若き日の恋。
あったようでなかった絶妙な恋愛映画でした。

▼ことば
・始まりはいつも終わりの始まり。始まりは常に終わりを内在している。
・この人今"電車に乗ってたら"じゃなくて
"電車に揺られてたら"って表現した。ー絹
・恋愛とはナマモノだから、賞味期限があるんだよ。

▼楽曲
エモい楽曲を集めてきましたね〜。すごい。特にきのこ帝国はとても好きだったので「クロノスタシス」を有村架純が歌ってた時は軽く興奮した。笑 有村架純の声かわいい〜。
Awesome City Clubとフレンズはすごい詳しいわけじゃないけどいくつか曲は知ってたので使われててちょっと感動。
帰りはきのこ帝国を聴きながら余韻に浸ってゆっくり歩いて帰りました。

▼いろいろいろいろ
・さわやかハンバーグ、美味しいよねえええええええええ!静岡に住む友達のとこ遊びに行った時に食べて毎日でも食べたいと思った。
・麦の「この人たちか、この世の中に実写版作品を増やしたのは」心の中でめっちゃ同意したww
・ストリートビューのくだり、好き。

▼ひとりごと
もう夜中なのにアイス食べたい!って思って徒歩10分くらいのところにある17アイスの自販機を求めて真夏のじめじめした道をふたりで歩いたこと。一緒に同じ講義をとったけど、彼はほぼ毎回講義で寝ていたこと。TSUTAYAに行って見たいDVDを一緒に選んで借りたこと。
もう戻れない学生時代をとても鮮明に思い出した😌
Violet

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