このレビューはネタバレを含みます
わたしは有村架純の顔面がないから、何度調布で終電を逃しても一緒に始発を待ってくれたり夜道に散歩してくれる菅田将暉には出会えない。もう5年近く経ってるはずなのに、1時間受けたイヤホン分けっこ説教を未だに2人とも引きずってるの笑っちゃった。
好きなこと活かせるし転職しようかなって言う絹ちゃんに「そんなの遊びじゃん ダサいね」って言う麦くんが一番悲しかった。フリーターでも普通になれて、普通に生活していけたら良いのに、人生はむずかしくてだいきらいだなあ
押しボタン式信号も、ふたりで何度も歩いていた道も、多摩川も、わたし全部知ってるのに知らない場所だった
恋愛なんて呪いとほとんど同義だな
わたしは、どうせ終わるならなにも始めたくないなあと思いながら、ふたりが揺られていた京王線に乗って帰った
