「花束みたいな」とは、
枯れることが約束されている華やかさ、
つまり、根を張ることなく必ず枯れ
しかし一時的にとても華やかな恋
という意味だったのか。
恋愛ってなんなのだろう、結婚ってなんなのだろう、幸せってどういう状態なんだろう、
いろいろ面白かったが、
とにかく観客に、カップルに、夫婦に
考えさせ、不安にさせるシーンが目白押しなので注意。
ちょっとひねったセンスを表す固有名詞が頻出し、独特の感性の被りと言葉のシンクロにニヤリとさせられるが、かなりくどい。
すべては終わりの始まり、という美学で終始押す。
生きるためには必ず働かなければいけない。そこには責任が伴う。
どこまで自分の感性を保っていられるのか。
なんとなく幸せ、ではいられないのか。
惰性の関係はダメなのか。