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花束みたいな恋をしたのpeyukaのレビュー・感想・評価

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
4.0

脚本が坂元さんだから、
なんせ期待大で観た。
画、設定、台詞、様々に散りばめられた
部分が細かく丁寧で流石。

サブスクがコアすぎるところも、
ふたりの趣味や価値観が似ている表現方法。偶然すぎるでしょ、というような重なりは、まるで花を重ねて見事なひとつの花束を作るよう。

大きくて豪華な花束というより、
一輪が華奢だけど重なり合う様子が
愛くるしい華やかさだった。

まるで花束。でも贈る時も受け取る時もその時の幸せがピークで、育てて保存するのが難しい生の花束。
枯れてしまうのか、ドライにして持ち続けるかは自分次第。
新鮮なまま生存させることは難しいと、
この映画を通して知らされる、
ただそれは未来ある世代にとっては
悲痛感しかない。
各々がキチンと定まってないからこその、
麦と絹が決めた選択だった。
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