エンドロールが終わって、後ろにいたカップルの女の子が、
「途中、寝てたでしょ?」
って、彼氏に尋ねてたのは笑った。
おい!ガスタンクの映画ちゃうぞこれ!
しかし…
歯車がぴったり噛み合ってた二人が、境遇の変化によって、全く噛み合わなくなる流れの恋愛映画は、本当に観てて辛いんだよな…
ララランドもそうなんだけど、だって、二人とも悪くないじゃん…
なんなら相手のためを思ってしたこともあるわけで。二人のことを、何か不慮の事故に遭ってしまったような気持ちで見てしまう。
そしてソラニンも同じだけど、境遇の変化に伴い、理想と現実に揺れる若い男女はなぜ多摩川沿いに集まるのか?
多摩川が理想と現実の境界線なのか?
その場合、理想の所在があるのは東京と神奈川、どっちなのかも気になるところ。
いずれにせよ、歯がゆさゆえに目の前にテーブルがあったら台パンしそうになった。
あと。時折歩いていた甲州街道沿いはよくバイクで走ってたから、高井戸やんけ!と声に出してしまった。あのあたり、本当にふらついて歩いてる人が多いんだよね。で、だいたい油そば食べにあぶらー亭に行き着く。
自分的には、赤信号前の有村架純は反則級に良かった。
もはやレッドカード。
ジュリオ・セーザルもクローゼをラリアットして退場するレベルでしたね…
最後に麦くんには絵を描いてほしかったな、と思ったけど、エンドロールで幸せな絵がたくさんあったので満足です。
ところで、新潟のお父さんが帰郷を促していましたが、あれ本当の理由は「雪かきを代わりにやってほしいから」です。
新潟出身者として、補足させていただきます。