このレビューはネタバレを含みます
2人の男女が出会い、付き合い、別れたという5年の日々を描いている。
ただそれだけなのに、どうしてこうも台詞ひとつひとつが心を打つんだろう…
終電逃して、麦の家まで「歩く」
バイト終わりに待ち合わせて家まで「歩いて」帰る
買い物行って2人で「歩いて」帰る
「歩く」って行動が同じはずなのに、
2人の状況と心情はちがっているのが
印象に残ったなあ。
あと、イヤホンとか焼きそばパンの小物の使い方がすごく好きだった。
あの頃のイヤホンは2人を繋ぐもので、
あとは……みたいな。
ファミレスで話をするとき、「別れよう」っていう言葉を発さずに2人だけがわかっている雰囲気で、なんとなく察する感じ。
経験したことあるから、ほんと泣いた。
26歳になってからもう一度見たい。