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花束みたいな恋をしたの菜のレビュー・感想・評価

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
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好きなことを好きで居続けるのってすごくパワーのいることで、仕事がバタついたり余裕がなくなると自分を形作ってきたはずのものたちが薄れていく。そういう感覚が時間と共に描かれていてすごく切なかった。現在の麦くんには大学のあの時に好きだったことやものはもう必要なくて、もはや絹ちゃんといることでそれが「観なければいけない」「読まなければいけない」という呪いになってしまっていたような。趣味は義務化したら終わり。自分が思うままに手に取り、観て、聴くようにしていきたいな、ずっとこれからも。

やっぱり4,5年目で別れる人たちの話を聞くとこのカップルと同じ感じで、最後の方は情が湧いちゃって別れを切り出せないだったから、一体どんな人たちが生涯添い遂げようと想い続けられるのだろう、やはり麦くんの言っていた恋愛感情を超えたものになってからなのか。。ほんと恋愛ってのは人生の命題すぎるな
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