うりぼう

花束みたいな恋をしたのうりぼうのネタバレレビュー・内容・結末

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

菅田将暉、有村架純、土井監督、脚本坂元、4人のオンライン舞台挨拶付き
猛烈な雪の中をJRとバスを乗り継ぎ鑑賞。観客は10人ほど

学生時代に出会う二人は、同じ趣味や価値観を持ち意気投合。同棲に発展する展開で、2015年から2020年までの物語。

2020年のコロナショックで上映が一年遅れる。コロナ以前のお話。私はついていけないのが、残念。

一生同じ生活をと望む二人。でも二人の育った家庭の違いが次第に影を落とす。

両親共働きで裕福な家庭の絹、でも会社人間の親に反発、自分の「好き」を大切に思う。長岡出身の麦、親は花火大会命の働き者、麦も親に反発、好きなイラストで生活をと望む。

でも、思いはままならず、二人の生活のために好きを犠牲にし、麦は就職する。大変な仕事をこなす自分に社会人としての達成感を持つ。

変貌していく麦に置いていかれる絹。先輩の死を機に別れの決意をする二人。最期の話し合いは、いつものファミレス。

明るく別れようとする絹に、意に反して結婚を望む麦、訳の分からない理屈をこね、愛の無いことを再確認する。

坂元さんのカルテットのような意外性がなく、淡々と話が進む。彼女も挨拶で、脚本を初めて読んだとき、なんの抵抗もなく一気に読めたと。誉め言葉かと思ったが?あまりにシンプルなのか。

始まった時の恋は、花束の様に眩しいが、時間と共に変化し、枯れていく。どこかで、愛に変わらないと。
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