このレビューはネタバレを含みます
まず、恋愛に拘らず、熱中できる趣味があるのはいいなって思った。輪が広がるから。
作品の感想で言えば、偶然お揃いだった靴がそうじゃなくなったり、最後いつものファミレスの“特等席”に案内されなかったり、そういう細かいところで、「2人は変わり、心は離れ、元の関係性には戻れない」って表現されていて、その表現の仕方は好きだった。
互いに思い合ってした行動で、実は相手が悲しんでいて(例えば、麦が絹に対して「大音量でゲームしていいよ」っていって自分はイヤホンつけて仕事する、絹は麦の好きなモノを持って話しかけるけど、麦は絹と結婚したくて趣味から離れて仕事に没頭する、など…)、話し合いが欠如していたら相手への思いやりがただのすれ違いになるんだなって思った。
全体を通して、人間が変わる姿と恋愛についての話。「気が合う」って、趣味が一緒ってことじゃなくて、話し合うべきときにちゃんと話せて問題が解決できるってことな気がした。なんか、上手く言い表せないけど…………。
私の場合は、もう一回観たいとはならないけど、考えさせられる映画だった。
ハマる人はめっっっちゃハマる映画だと思う！
