リッジスカイウォーカー

花束みたいな恋をしたのリッジスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
2.5
偶然の出会いから趣味が合い、持ち出すピースが全て噛み合い一つのパズルが完成するようなキラキラした恋愛。

どうせわかんないだろな、からの同じ価値観を持つ人同士が引き合う引力は凄まじいものがある。
(こんなにキラキラ恋愛に、押井守さん出てて笑った。)

でも生きていくためにはただ好きなことやっているだけでは許されない時が訪れる。

それは就職(仕事をする)である。


同じパズルのピースを持っていたはずなのに、過ごす時間が変わることで違う価値観が入っていく。

大切にしたい趣味も後回しになっていく。
そもそも時間を使いたい対象が変わっていく。

そうするうちに完成したいパズルが変わっていく。
思い描いている絵が変わっていく。


別れを吐露するファミレスのシーンに、5年前のキラキラした眩しい分身が現れる。


求めていることは同じなのに、もう戻れない二人。


どこにでもある綺麗な恋愛が綺麗に終わっていく物語。