クリントイーストウッド最後の作品かと言われる作品を観たのでその原点も見ておこうとこれを選んだ。
54年前の制作なので彼はまだ三十代…もちろん若い。はみ出しアウトロー刑事の原型みたいなモノを作った。
これを雛形にしたコピー刑事は日本のドラマでもお馴染みになった。冒頭から何か事件が始まると言うワクワク感が感じられて気持ちが高まっていく。もう何度も観てストーリーはわかっているが，それでも面白い。
狂気の犯人スタジアムにスクールバスと言う定番になった舞台。
決め台詞。
イーストウッドにしか出来ない，いや彼が演じたからこそのハリー。
フィルムに残った汚れまで愛おしい。
最近の映画はフィルムでさえないのだし…。
粗い映像もざらざらしたサウンドトラックさえもがスパイスになっている。
こういうシリーズはもう金輪際新作は見れないだろう。
