DORATARO

ダーティハリーのDORATAROのレビュー・感想・評価

ダーティハリー(1971年製作の映画)
3.8
鹿をも殺せるようなハンドガン、スミス&ウェッソンM29が象徴的な個人主義かつアウトローな刑事ハリー・キャラハンが法に代わって悪を裁く。
当時のゾディアック事件をモチーフにした、理由も動機も持たない狂った殺人鬼「スコルピオ」の悪辣ぶり、それに対して執念を燃やしながら寡黙に追い詰めるキャラハン刑事のキャラクターがどちらも際立っています!キャラハンが犯人に拳銃を向けて言い放つセリフは本当にカッコいいので必見。

しかしただの刑事アクションではなく、劇中出てくるミランダ警告(キャラハンはこれを疎かにしますが)の必要性やスコルピオのようなシリアルキラーの人物像は、実社会や様々なフィクションに大きく影響したと思います。人が人を裁くことの是非を問う、ラスト、キャラハンが放つ一撃はさながら神の裁きに思えるのである(-ω-)
珍しく続編も見たくなりました。
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