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ダーティハリーのdjangoのレビュー・感想・評価

ダーティハリー(1971年製作の映画)
5.0
まず、音楽が『燃えよドラゴン』のラロ・シフリン。
聴いた瞬間すぐわかる。
そこで爆上がり。
映画ともすぐ繋がった。

この映画は、刑事物の世界観で西部劇をやるというもの。
イーストウッドの持つ銃はS&W、M29。弾は44口径のマグナム弾。
犯人を生かしておく気ないだろ…装備。
笑いしかない。
ダーティハリー症候群って名前にまでなっている点からみても、世に凄く影響を与えた名作だと思う。
ワイアット・アープから名前を奪ったからな。
(以前はワイアット・アープ症候群)
どちらも好き。

犯人役が抜群の演技。
『ダークナイト』のジョーカーにも匹敵する。
娯楽映画でありながら、人種問題や、警察の捜査手法、司法の問題などあらゆる問題提起をしている真面目な映画。
しかし、誤解されやすいんよね。
明らかに過剰な武力(M29)を振り回した馬鹿映画みたいに思われることもある。
そんな簡単な映画じゃない。

つい最近までアメリカでは黒人を無意味に殺して問題になった警官がたくさんいた。
そういう意味では、全然古くない映画だと思う。

個人的に好きなところは、そんなごたくは置いといて、ダーティハリーはやっぱり駄目だろ(笑)ってところかな。
犯人がぶっ飛んで死ぬのには笑いしかない。
『チェンジリング』とか観て、なんでダーティハリーみたいな奴は駄目なのか?ってことを理解した後に、こんなの見たら、大爆笑だろ。
まるで成長していない(真顔)
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