愛おしさに溢れた作品！
子どもって、大人とは違ったやり方で自分の感情をコントロールし、世界を理解しようとしてるんだな。子どもたち独特の世界観を、その時にしか捉えることができない奇跡みたいな瞬間を集めた作品でした。私にも、何にも染まらず無垢な気持ちで世界を受け止めてた子ども時代があったんだよなぁ。忘れてしまうってこういうことなんだな。
作中でジョニーがスマホで子どもと仲直りをしていく過程を調べながらジェシーと実践していくシーン。怒りや悲しみの感情が消えるまで時間を置く。あの事について話したいんだけどいい？と相手に承諾を貰い、気持ちや考えを聞かせてもらう。対して自分はどういう感情を抱いたのか話し、目を見て「ごめんね」と言う。このくだりが温かすぎて！誰だって間違いは犯す。大人と子どもに限らず、人と人同士、許し合って受け入れ合う優しい世界であって欲しい。
実生活で父親になったホアキンだからこそ醸し出せる空気感がまたよかった。
