始まり方からして、ドキュメンタリーを観ているようだった。
子供達のインタビューも映画の一部（演技）なのかな？大人よりよっぽど芯のある一人の人間だなーと思った。
こういう子供達がこれから大人になっていく世界が、今の大人達のせいで悪いものになってしまいませんように…。
ジェシーが独特な子供だなと思ったけど…
あんな繊細な時期に父親の病気の大変な状況に置かれて、奥にいる"自分"を守る方法だったんだなと思うと、すごく切ない。
ジョニーの手探りの育児が、とてもリアル。結局、無意味な音のなる歯ブラシを買ってあげる羽目になっているし（笑）
怒鳴ってしまって、そんな自分に落ち込んでヴィヴに相談して…
とても、ジェシーとの向き合い方が誠実。
ダイナーのトイレにジェシーが閉じこもるシーン（絶対そうなると思った！）で、腹を括って仕事に連れて行くことにした時、またグッと2人の距離が縮まって。
ジェシーはこれまでヴィヴに言えなかった本音を、ジョニーにはぶつけることが出来たように見えてなんだか安心した。
最後の「思い出させてあげる」という台詞で、いかにこの共同生活の期間がジョニーにとって大切なものになったのかが感じられて良い終わり方だった。
