いっちー

カモン カモンのいっちーのネタバレレビュー・内容・結末

カモン カモン(2021年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

子供を持つなんて不可能だと思った。

愛されているのだという確証はどこで生まれるのだろうか。その確証を持てない子供の愛を確かめる方法がえぐい。
ちょっと構ってもらえないことの怒りと不安から来る行動は破滅的でゾッとする。
そんな心を持たれていられると多分ほんとに参ってしまうだろうな。ママはケータイを見ずに修復のコミュニケーションをする。素敵な話
大人側の不安や怒りはどうやって解消するのだろうか、大人は本当に器を試される。どんなことがあってもあなたを愛している、愛することができる。という話だった。すごく苦しくなる話だった。子供を通して自分と向き合わされる。

私の親はまだ子供のところもあると思う
不安や怒りに駆られた行動を優先するのが子供。
あるいは子供をコントロールできると思っている。ジェシーは自分のことを確かによく知っているし傷ついたことに向き合っている。その感情を無視しないのはすごい。わがまま甘やかされ息子というより、人生の早い段階で尊厳を持って世界との折り合いを探してるってことなのかもしれない。

*****

素朴だけどとても深刻な悩みを思いがけず持っていたりする。
大きくなったらパパみたいになる?

子供はたくさんのことを見ている
どうしてママと兄弟らしくしないの?



回復ゾーンの外にいるから大丈夫じゃなくなってもいいんだよ

ぺらっぺら

前半は正直イライラしながら見たけど最後泣いてしまった、なぜだろう。
底の方にある感情がぐーってなる映画。

子供達のインタビューが面白い。ほんとに子供が考えてるのかな。
いっちー

いっちー