このレビューはネタバレを含みます
2020年公開当時に気になりつつもスルーしてしまってからずっと観たかった作品。なかなか入っているサブスクにも来ず、最近はレンタル店も減って近くにないこともあり、見る機会がないまま数年過ぎてしまったけれど、ようやくNetflixにきたので鑑賞。世評通り、素晴らしい作品だった。
トランスジェンダーが故の孤独を背負いながら生きている凪沙。誰からも関心を持たれないが故の孤独を感じながら投げやりに生きている一果。一果が唯一興味を示すバレーを通じて、一果との生活が生き甲斐になっていく凪沙。でも人生上手くいかないものなんだよね...二人に幸せに暮らして欲しかった。
凪沙の死、友人の死、様々なものを乗り越えながら一果は強く生きていく。ラストの一人でのニューヨークでの生活や、国内のコンクールで踊れなかった踊りを踊る姿がそんな生き様を強く美しく見せてくれているようで印象的だった。
草薙さんの演技が素晴らしいのは勿論のこと、一果役の服部樹咲さん当時新人でこの演技は凄い...。
