2020年劇場鑑賞作品16本目。
良作だけど、スコアつけるにつけられないから何もなしもなんか違うし……基準値の☆3にしました。
映画の半分以上は、なんか涙がとまらなくて、本気で、泣きすぎ頭痛……。
本作、綺麗なところだけじゃなくて、醜いところもきちんと表現されているんですよね。綺麗事、はい、ハッピーエンドって図式じゃないというか。
バレエで舞って、踊るたびに涙がこぼれ落ちました。
人生のやるせなさ、生きつらさ、人は何故、性別を持って生まれてくるんだろう? またその性別は何故、時に神様はいたずらをして合わないのだろう。
人間の汚いところ、あんな化け物気持ち悪いみたいなシーンとかもあって、なんで、差別や偏見は永遠になくならないんだろう。
そんな色々なことを考える。
なぎさもいちかもお互いに出逢うことにより、人生が変わったんだと思う。それが良かったかどうかって問われると難しいところだし、本人以外には絶対、分からないこと。
だけど、二人ともお互いに出逢うことにより、変わったんだと思う。
迷いながらも葛藤する姿。嘘も偽りもない。
私もLGBTを題材に小説を書いたことがあるけれど、自分の作品は、どこか幻想で、こうあって欲しい。そんな願望だったんだなって思った。(それはそれで伝えたいテーマがある気に入ってはいる作品ですが。)
ただ、本当に痛いし、つらい作品ではあるから、私に2回目は見れないと思う。
けど、1度は見て欲しい。そんな映画です。
ただ、私みたいに感情移入して、引っ張られやすいタイプは、映画館ではなくDVD出てからのほうがいいかも? だけど、バレエのシーンは、圧倒的に映画館鑑賞をオススメします。
最後に、生き辛いこの世界が誰にとっても生きやすい世の中に少しでもなっていきますように。