じい

サイレント・トーキョーのじいのネタバレレビュー・内容・結末

サイレント・トーキョー(2020年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

思ってたよりイデオロギー性の高い作品だった。
そこに関しては人それぞれなのでその内容の是非はレビューには関係しないのだけど、でも原作未読だからか私には繋がらない点がたくさんあって、んー?という感想。
シンプルにお話運びに綻びが多かったように思う。

上げればキリがないけど、中村倫也の部屋に刑事さん2人わざわざ戻って来てその時何話したの?だし、テレビ局のバイト君、犯人またはその指示を受けた人と接触してるだろうに釈放早過ぎだし、サンドイッチは誰が何故頼んだの?だし、ゆり子さんの遺言メールは結構長文だったけどいつ打ったの?とか。
そもそも回想シーンの俳優さん達が現在の彼らと似ても似つかないから流れで誰かなのかはわかるにしても全く過去と現在の話が繋がったものに見えない。そもそもゆり子さんの旦那さんと佐藤浩市が同僚とか世代がわからない。
などなどなど。

音使いとトーキョーの夜景の美しさは良かった。
渋谷の爆破シーンの色々飛び散ってるところがスローなのはちょっとダサくて、恥ずかしくなった。

あと、爆弾予告のあと、渋谷で拡声器持ってるお巡りさんの中に1人マイケル・ジャクソンぽい人がいた。

うーん、Happy Christmasにつられて観てしまったけれど今年の締めの作品としては微妙でした。
これなら交渉人真下正義の方がカタルシスもクリスマスの特別な夜感もあったな。
じい

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