ハッピークリスマス
この映画は、昨年の今頃撮影したそうだが、まるで今のこの世の中のことかと思ってしまう。
慣れの怖さ。
無関心の怖さ。
他人事の怖さ。
人は誰しも自分には無関係。自分は大丈夫。という根拠のない自信を持っている気がする。
無関心、他人事が悲劇を呼び、犯罪が生まれた。
戦争も他人事。
もし、国のトップが戦争の道を選んだら。そんな事は絶対に起きないと断言出来るだろうか。
この映画はフィクションだが、もしかしたら未来に起こりうることなのかも。と思えてしまった。
個人的には事件を追うベテラン刑事の過去を掘り下げて欲しかったけど、
やはり時間が短すぎた。
エンドロールでジョンレノンのハッピークリスマスを聴きながら、そう言えばこの歌は、君たちが望めば戦争は終わるよ。今すぐ戦いをやめよう。という内容だった。
犯人の戦争は終わったが、世の中の戦争は終わっていない。