このレビューはネタバレを含みます
ここでの評価が低いので期待せずに鑑賞。
サスペンスとして細かいことは考えずに、さらっと観ていました。
動機に触れてからは胸が締め付けられました。
『こんなことでテロ?!』って思うかもしれないけど、自分の仕事のことでショックで頭がおかしくなったと思われる夫の影響を受けて、夫を亡くして、これまで独りで生きてきたとしたら、あり得る気がする。
馬鹿騒ぎする平和ボケした民衆と、一人で戦う犯人、その対比の描き方は面白い。
犯罪者は間違いなく犯人の方だけど、どっちの思想が正しいかは分かりません。
映画というよりは、もしかしたらHappy Xmas (War Is Over) の歌詞を改めて噛み締めて、胸が締め付けられたのかもしれません。
犯人的に、テロの目的と動機が分からないままで良かったのかな…。
無念ではないのだろうか。
とりあえず、『爆弾あるから退避してください』と警察に言われても『大丈夫大丈夫〜』と渋谷で馬鹿騒ぎする若者。
爆発に遭遇してもある意味自業自得。
今のコロナ禍の人間と重ね合わせてイライラした。