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天才ヴァイオリニストと消えた旋律のlaのレビュー・感想・評価

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洋題 the song of names.
タイトルもタイトルバックもしっかりカッコいいのに、どうしてこんな邦題になっちまったんだ。。コナンのタイトルみたいじゃないか!!

自分だけが生かされたという事実を、どう解釈するか。私たち現代の日本人には、裕福なイギリス人保護者とお坊ちゃんと同じ解釈しか出来ないような気がします。生き残ったんだから、精一杯前向きに生きれば良いじゃないかと。
宗教はコートのように脱いだり着たり出来るけれど、民族性は皮膚のように、一生張り付いて脱げない。ユダヤ教は厳しい戒律を守る暮らし方やその歴史から、宗教を超えた民族的な強い繋がりがあることがシナゴーグの描写からひしひしと伝わる。ドヴィドルが”分厚いコートのような皮膚”を着て生きることを決めた心情がなんとなく、わかります。

ドヴィドルを演じるルークドイルは国立青年音楽団の最年少団員だそう。役者としても大成しそうな方。防空壕の中の演奏は素晴らしかった。
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