宇野詠治

由宇子の天秤の宇野詠治のレビュー・感想・評価

由宇子の天秤(2020年製作の映画)
4.2
【正しさとは何なのか】

映画としての面白さは申し分ない本作。邦画特有の重たい雰囲気が全面に出てて、中だるみはあるものの、152分の長さを感じさせない作品だった。日本のメディアの問題点も見事に表現されていて、多面的に物事を見ることの重要性も再確認させられる。ただ、登場人物の関係性や性格に若干の違和感も残った。特に、先生と生徒の距離があそこまで近いのは流石にまずいというか、そこだけリアリティを感じられなかった。
宇野詠治

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