SHIN

ぶあいそうな手紙のSHINのレビュー・感想・評価

ぶあいそうな手紙(2019年製作の映画)
3.9
息子に同居を提案されるも、頑なに拒否する、半盲の独居老人エルネスト。ある日手紙が届くが、仲の良い人ほど、内容を知られるのが嫌で頼めず、偶然知り合った若い女性ビアに代読と代筆を頼む。

ブラジル映画はたぶん初めてなんだけど、国は違えど人間の本質ってあんまり変わらないんだな、と思えた。

日常の何気ないやり取りの積み重ねで進んでいくストーリーは淡々としつつも飽きさせず、号泣はしないが、ほんわかあったかい感動があった。

是枝監督が日本版のリメイク撮ったりしたら絶対観たいな、などと妄想。

内容的に、観る側の年齢や状況で、受け取り方が変わりそう。20代の頃だったら、今感じているような感慨はなかったように思う。今の自分はちょうどエルネストの息子くらいなんだけど、60過ぎて観たらまた違う視点・感想になるんだろう。

BGMも好きなジャンルで、エンドロールで曲名調べて、視聴後にYouTubeで聴きながら余韻を楽しんだ。
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