プリウス

アントマン&ワスプ:クアントマニアのプリウスのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

結論、最高。
MCUが作品を重ねて今作で31作目、私も◯歳。当時はアメコミ映画好きなお兄ちゃんだったのに作品と一緒に年を重ねてマーベル好きなおじさんになりました。

はい。

私はアントマンがお気に入りなので本作すごく楽しみにしてました。公開2日前に公開日に気づいたのは秘密!

大作なのであらすじや作品レビューは割愛し(皆書いてくださってるので)、思ったことをバラバラ書こうとおもいます。

・娘キャシーの成長。賢く、たくましく、かっこよく育って嬉しい。
・親としてのスコットも子離れというか、一人の人間として子を尊重することを学ぶ姿に頷く。
・いよいよ侵略者カーンが本格的に登場しておー!!と。冒頭から特徴的すぎる顔で「いや、あいつやん」ってなった。セカンドシーズンでのラスボスとしてこれからの大暴れが楽しみ。
・そして、今作は全編通してモチベーションが謎なキャラや急にアホになって戸惑うキャラがいなかったのは地味に評価の高いポイント。スパイダーマン、ドクターストレンジは物語を前に進めるための必要な軋みを背負った部分もあったのだろうけど、ややこのおっさんら何してんの?感が否めない部分もあったので。
・ホープ母はなぜ量子世界を見捨てたのかというのはやや気になったが、やばい奴を封じ込めておくことは全体的には最適なのと、ピザを眺めて「こーゆーのよこーゆーの」と異世界の紛争から身を引き(目を背け?)日常を抱きしめる姿はおそらく内向きになるアメリカのオマージュとしても捉えられる。戻って降り立った量子世界で紛争の原因として憎まれていることも然り、か。

◎そして、一番楽しめたポイント!
量子世界=異空間と捉えることで、擬似スターウォーズ世界を再現。謎の砂漠、謎のフード、謎の酒場と謎の人種たち。そしてはじまる喧嘩沙汰にレイガンでの撃ち合い、最後は飛行機掻っ払ってにげるという完璧なフォーマット踏襲。
ディズニーの下に結集してなければここまでできなかっただろうという点で大人の事情の変化にポジティブな意味を見出せたことは嬉しい。
ディズニーは営利企業である以上、市場の拡大やローカライズ、ポリコレ対応等大人の事情で変化していくことは理解をできるが、その根本はあくまで持っている(生まれくる)コンテンツで人々を楽しませることであり、それは変わらないはず。こういう「そう来たか」というニヤニヤをおじさんたち(金払うやん?)にも提供し続けてほしい(切実)。
そして、これまで異世界といえばファンタジーワールドか宇宙だったのに新たなフロンティアとしての量子世界にスターウォーズワールドを形成したのは、科学のフロンティアも宇宙開発からその他の世界にうつろい(広がり)つつあるということなんだろうか、知らんけど(ド文系)。
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