ツネイシ

藁にもすがる獣たちのツネイシのレビュー・感想・評価

藁にもすがる獣たち(2018年製作の映画)
3.8

『大金を手に入れたらひとを
 信用してはだめよ。』


日本のサスペンス小説が原作?
ですが韓国十八番の凶行が連鎖
して想定外の結末に辿り着く。


とにかく豪華なキャスト陣が
金と自分の事しか考えない
邪悪で貪欲な獣の群れになり
凶悪でありつつもコミカルに
角逐するストーリーがグー。

チョンウソンが小心者ながら
油断のならない狡猾かつ滑稽
で借金に追われる港湾職員の
テウォンをかなりノリノリで
演じてます。

予告編にあるシーンですが
必死で逃げ回ってるときの
手の動きが可愛い過ぎる😆

チョンドヨンさんのセクシー
で粋な感じだけど心底邪悪な
お姉さんも素敵でした。

ドヨン姐さんの後釜に座る
ガンペ親爺にチョンマンシク。

従業員でありながらテウォン
の相棒である通称デメキンを
追い込むとこがコワ過ぎる😅


他の脇役も癖者揃いで愉しく
観れました。

サウナ店の意地悪店主とか
顔からして何かムカつくわ😤

チャプターで区切られた構成の
せいで後半は何が起きるか読め
てしまったかも。

アイロニー溢れる結末には
唸りましたねぇ……。

劇場鑑賞通算369本目。
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