Inori

ママをやめてもいいですか!?のInoriのレビュー・感想・評価

2.9
日本のお母さんの育児の大変さについてのドキュメンタリー。なかなか色々思った。まず、私は独身で子どももいないし、子どもを持つ気もないので、彼女たちの苦労や気持ちって想像するしかない、ということ。こんな世界があるんだなぁ、観てるだけで疲れる…そして自分は子どもいなくて良かったわ…。しかしお母さんって大変なんだねぇ…、お疲れ様です。と、色んな感情が湧いてきた。子どもを育てる中で学ぶことって多いんだろうなというのが観て分かった。私には一生分からないことだし、子どもが居ない人には経験できない様々な貴重な経験があるんだろうなというのを感じた。(まぁいないならいないで、違う経験するんだけども。)子どもが居ない人間や子どもを育てたことがない人間と、子どもを育てたことがある人間の間には、壁があって当然だろうなというのがこの映画を観ると理解できる。

さて、この映画には赤ちゃんから小学生くらいまでのお母さんが何人か出てくるのだが、映画をシンプルにするためかして、全員専業主婦で、持ち家があるような、ある程度裕福な家族が集められていた。だから「お母さん(この映画では全員「ママ」呼び)」と言ってもかなり偏ったお母さん像だったとは思う。子育ての苦労、と一言で言うには多少一面的なものを感じた。働きながら子育て、シングルマザーとしての子育て、家族構成、などバラエティがもう少しあってもいいかなと思ったが、話がややこしくなるのでやめたのか、はたまた「そんな話してもしょうがない」ということなのか、なんかもやんとする。

そして夫の位置…。何も言うまい。人の家のことだけど、観てるだけで疲れた。
Inori

Inori