これまで、フレディマーキュリーやファレルウィリアムズ等の音楽アーティストの伝記映画を観てきたけど、本作は主に大佐とエルヴィスのビジネスによる葛藤という感じ。
フレディやファレルの作品は自身のアイデンティティや病気、自分のやりたい音楽に対する姿勢の葛藤が全面に出てたように感じたけど、本作はとにかくビジネス。
エルヴィスは小学生の頃に数曲聴いてて、歌声とかメロディが好きで子どもながらいい印象を持ってたんだけど(Are you lonesome tonight？聴くと心地良さによく寝てた)、大佐もエルヴィスも、利害関係の一致で繋がっててなんとも言えない関係だなと。共依存ならぬ共資本みたいな。
そのビジネスのおかげで社会的にも不安定で新しい音楽が台頭してきた時代に人気を獲得したと思うと複雑だけど、彼のオーディエンスを熱狂させる才能やパフォーマンスは本当にすごい。
女性が下着投げ込むってどゆこと。
途中途中に当時の映像が差し込まれてるのもよかったな。映像の古さは当然だけど、あの熱が直に伝わってくる感じ。
映画観ながら彼の音楽も聴けてなんだか懐かしかった。
